田舎男⑩ 不屈の精神
田舎男さん編 その十
予約について、モミジにとっては不毛と思えるやりとりを繰り返す田舎男さん。
さすがにもうこのラリーが終わるだろうと思っていたのですが、
田舎男さんはどうやら不屈の精神をもっているようでした。
残りの2店のうち、どちらがいいかと聞かれましたが、
正直空いていればもうどちらでもいいです…という気分でした。
(ほぼ確実にどちらもいっぱいだし。)
私モミジ、最大限に気を利かせたつもりで、
「どこも人気で予約いっぱいみたいですね。私もお店調べてみますね!」と送りました。
すると田舎男さん改め不屈の精神男さんからきたラインは、
「いえお店は私が調べるので大丈夫です。どちらがいいでしょう?」と先ほどと変わらないものでした…
絶対の絶対に2店から選ばせたいようです。
まだこの不毛のやりとりをするのか…と倒れこみたくなったのですが、もう仕方ないので付き合うことにしました。
そして2店とも素敵なのでどちらでも良い旨を伝えると、
(お店自体は本当にどれも素敵なお店でした。)
「1店はいっぱいでした。もう1店は電話がつながらず…あとでまた電話かけ直してみます。」
その時点で夜の7時をまわっていました。
電話が繋がらないのはお客さんがいっぱいでお店が混んでいるからでしょう。
別のお店を探した方が絶対いいよなぁと思い、モミジは勝手に検索を始めました。
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