田舎男17 クセが強い
田舎男さん編 その十七
このクセの強いお店の選び方は、女性に慣れていないからなのかなぁ？なんて思っていたのですが、どうもそうは思えなくなってきたモミジ。
とりあえず早くお店に入ってゆっくりとお話したいので、目的のお店に行く道すがら、そこそこ雰囲気よさそうで空いていそうなお店をチェックするモミジ。
ガラス張りの路面店を見る限り、どこも結構お客さんが入っていました。
まぁ、週末の夜１９時頃なんてこんなものですよね…。
そして目的のお店に到着。
ネットで見た写真の通り、外観もすっきりで素敵でした。
扉を開けて入ると、うん、華麗に満席。
予約を入れようとした電話でもいっぱいと言われたのだから当然ですよね。（笑）
むしろお店側にも申し訳ない状況に…
田舎男さんは申し訳なさそうにしていました。
とりあえず、突っ立っていても何も始まらないので、
「ここに来るまでの道にあったお店、入ってみます？」と聞いてみました。
すると田舎男さん、
「うーん、お店の名前覚えてます？」
と言ってスマホを取り出しました。
たぶんですが、そのお店の口コミを調べたいようでした。
でも、通りすがりの店名まできっちり覚えている程モミジの記憶力は優れていません。
「いえ、お店の名前はちょっと…」と言うと、
「そうかぁ、じゃあお店の近くまで行って名前見ましょう！」と。
そこまでして口コミ検索したいかね？（笑）
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