田舎男20 私のが大人なんじゃね?
田舎男さん編 その二十
どうせ空いていないだろうお店に行く5分の道といったら、なっがいことなっがいこと。
本当にこれ5分か!?と思いました。
やっと着いた和食のお店。
外観も雰囲気があってとても素敵。
しかしその店先には、
「本日は予約にて満席となっております。申し訳ございません。」
という案内の看板が。
ですよね。
ですよね!
ですよね!!
一ミリも期待してなかったよモミジは。
でも確実に足は疲れてきたし、テンションは下がっているよ。
「空いてないみたいですね…」
と田舎男さんに声をかけると、
「いやー今日は運がないなぁ」と。
いや運の問題じゃなくない!?
と全力でツッコミをいれたかったのですが、なんとか堪えました。
10歳近く年上だと、大人なんだろうなぁ、私なんかクソガキに見えるんだろうなぁなんて思っていたのですが、
田舎男さんに限っては、私の方がよっぽど大人なんじゃないかい!?と感じ始めていました。
というか前日から感じ始めていたのですが、確信に変わりつつありました。
このあとも、「う〜ん」と悩みこむ田舎男さんを見て、なんかもうこのまま食事せずに帰りたいなぁなんて思い始めていたモミジでした。
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