田舎男26 田舎はどうですか?
田舎男さん編 その二十六
前回、前々回とエピソードを無視して愚痴ってしまって申し訳ありませんでした。
でもそれだけ地方移住には抵抗があるということを伝えたかったのです。
(もちろんこれはモミジの偏りに偏った意見ということを前提として読んでください。)
田舎男さんに対してあまり好感を抱けなくなっていたモミジ。
田舎男さんの田舎自慢に対して、魅力を感じるどころかげんなりしてしまいました。
お見合い当日に田舎男さんから、「将来田舎についてきてくれますか」という爆弾宣言がありましたが、
(→田舎男② 改札前の衝撃 )
その時にモミジは今の段階ではわからない、田舎男さんとの将来が見えたらついていきたいと思うかも、という結論になったのです。
でも現時点ですでに、
「この人の田舎になぜ私が行かなければならないのか。」
という気持ちでいっぱいになっていました。
改めて、男性の田舎や転勤先についていくのって勇気と、それ以上にその彼へのとてつもない愛情があってできることなんだなぁと思いました。
私の友人にも仕事をやめて彼の転勤先についていった女性がいますが、改めてすごいなぁと尊敬しました。
ぼんやりともう無理だろうなぁと思っていると、少し酔って上機嫌な田舎男さんからこんな発言が。
「モミジさんは、地方経験があるんですよね?どうでした地方は?」
田舎男さんの顔から、たぶんモミジからの、「田舎っていいですね〜」みたいな発言を期待しているんだろうなぁという空気が出ていました。
しかしモミジはもう徹底的にテンションが下がっているので、お世辞でもそんなことを言う気分ではなく、もう素直に
「う〜ん、正直東京が一番だと思いました。」
と言ってしまいました。
すると田舎男さんからの反応は、
「えっ…」
でした。
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