お土産男23 宙ぶらりんな関係
お土産男さん編 その二十三
これから家事の分担について考えてくれるということで、少し安心していたわけです。
しかし不安ももちろん残っていました。
もともと『家事は女性がやるもの』と信じて疑っていない人が、いきなり『家事は夫婦で半分半分』なんて考えをすんなり受け入れることができるのだろうか…。
そして、家事だけではなく『育児の分担』ってどんな風に考えているのだろうか…という不安もありました。
その後のお食事で、お土産男さんは家事の分担について触れてくることはありませんでした。
モミジはその話について話したいなぁとは思っていたのですが、自分から切り出せないチキン野郎なもので…。(笑)
お察しの通り、『本交際』については暗黙の了解で保留の状態になりました。
まぁそれについては、モミジもこのままの状態で本交際に進むのは怖かったので、よかったわけですが。(笑)
そして、これも前々からブログを読んでくださっている方は予想済みかもしれませんが、お土産男さんとうまくいきそうだなぁと思って止めていたお見合いの申し受け、申し込みを復活しました。
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お土産男22 家事の分担問題
お土産男さん編 その二十二
『バリバリ働いている女性が好き』だというお土産男さん。
しかし『家事の分担なんて考えたこともない』というお土産男さん。
モミジからすると、なんじゃそりゃという感じだったのですが、意外とこういう男性って多いのでしょうか!?
モミジはまだ周りに既婚者があまりいない、既婚者の方(主にだいぶ年上)は専業主婦の奥様、という環境なので、そういった話はなかなか聞かなかったもので…。
その日は気まずくなって帰宅したのですが、その後お土産男さんから連絡がきて、
「働く女性と結婚したいと思いながら、家事の分担について何も考えてこなかったなんて情けないですね…。一人暮らしをしているので家事が全くできないなんてことはありません。分担についてこれからきちんと考えますね」
なんていう結論になったようでした。
一安心、なのかなぁとは思いつつ、モミジ自身も考えなしだったのかなぁなんて感じた日でした。
家事や育児は女性に全てやってほしいという男性がほぼほぼなのだとしたら、今の仕事と両立させるのは至難の技だと思うのです。
今の仕事を続けて出世もしたい。
好きな人と結婚して子供も欲しい。
これってものすごくわがままなことなのでしょうか…。(笑)
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お土産男21 世知辛い
お土産男さん編 その二十一
以前婚活をしている女性の先輩と腹を割って話したことがあったのです。
その女性の先輩は専業主婦になりたいと思っているそうなのですが、婚活でそれを言うと、『このご時世に専業主婦なんて贅沢、今は共働きが普通』なんて言われると言っていたのです。
でもモミジの体感としては、それ本当!?と聞きたいくらい、家事は女性にやってほしいという男性ばかりです。
なんだみんな専業主婦がいいんじゃないの?と思っていたのですが、たぶん『収入がないのは困る、でも家事もやってほしい』ということで、マメ男さんみたいな発想になるんだなぁと…。
世知辛いなぁ…
婚活を通して、なんだかどんどんと結婚願望が薄れていくというか、私は結婚できないのでは!?と思っていくという、訳のわからない状況になっているモミジです。(笑)
お土産男さんとですが、その日は少し気まずくなったままお別れしました。
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お土産男20 キョトンとされても困るのですが
お土産男さん編 その二十
「え?」
と言ったお土産男さんの顔。
本当みなさんに見ていただきたかったわけですが…。
しばしの沈黙の後。
「もしかしてお料理苦手ですか?じゃぁお土産男さんはお掃除担当かな〜?」
なんて、またもや努めてかるーいテンションで明るく聞いてみたわけです。
すると、またもやキョトン顔。
え、なにもしかして、『女性は夜遅くまでバリバリ働いていても家事は全てこなすもの』なんて思っているのだろうかーーー!?!?!?とこっちが「え?」と言いたい状況になりました…。
ほほう…一番厄介なタイプかもしかしてぇ!?という予感は、見事的中したようで、
「あ、そうですよね、ごめんなさい、分担のことなんてよく考えてなかったよ。」
と言われました。
この時、つくづく結婚って難しいなぁと思いました。
この人いいなとか、気が合うとかだけではダメで、仕事のこととか家事のことまで合意しないといけないのかと思うと、結婚できる気がしなくなってきました。(笑)
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お土産男19 ずれていく
お土産男さん編 その十九
お高いレストランに招かれたモミジ。
予想通り、お食事の終盤で本交際を申し込まれました。
わー!ハッピーエンド!
なんてことにはならなかったのでここに書いているわけですが。(笑)
本交際を申し込まれた時はとても嬉しかったですし、やっときちんと将来について一緒に考えていける人と出会えたのかなと思ったわけです。
もう面倒くさい同時進行や、緊張するお見合いをしないですむ!という喜びも結構大きかったかもしれません。
でも前回書いたように、現在のモミジは本交際続行中でもなければ、成婚退会をしたわけでもありません。
ではどうなったか、といいますと。
本交際を申し込まれ、モミジが了承した後。
デザートを食べながら、お土産男さんがおもむろに話し出したのです。
「モミジちゃんと結婚したら、毎日モミジちゃんの手料理が食べられるのかぁ〜。」
いやね、これ深く考えるほどの発言ではないかな、とも思ったのです。
思いつきで、ぽっと言っただけかなぁと。
しかしなぜかめちゃめちゃ違和感を感じてしまったモミジ。
なんとなくこのまま流してしまうのは今後のためにもいけない気がして、
「お土産男さんも作るんですからねぇ〜?」
と、努めてかるーい雰囲気で言ってみました。笑顔で。
すると、お土産男さんから出た言葉は、「え?」。
キョトーンという言葉がぴったりのお顔。
本当、そんなこと考えもしなかった、みたいなお顔なのです。
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